畳縁とは

TATAMIBERI

畳縁(たたみべりとは)、畳の長手方向に付けられた布のことです。

畳表の角の摩擦を防ぐため、また畳を敷き合わせる際にできやすい隙間を”しめる”などの役割があります。

畳縁は、模様や色によって身分等を表す時代もありましたが、今では自由に選ぶことができます。素材も、綿糸や麻糸を蝋(ロウ)引きしブラシで磨き上げられた黒色または茶色の糸が使用されていましたが、 現在では化学繊維で織られたものが主流となり色数も豊富になりました。その他にも、ペットボトルを再利用してできた糸なども用いられるようになり、移ろいゆく時代と共に、畳縁も変化を続けています。

また、近年では用途を広げハンドメイドの素材としても使われています。軽くて丈夫であること。また、折り目がつきやすいなどの理由から、多くの方に親しまれています。

畳縁は、施主様の好みやお部屋の用途に合わせて空間を彩るだけではなく、畳縁で何かを生み出す時間や作品にまで彩りを届ける織物です。